一度は始めたオンライン英会話ですから、なるべくなら止めたくありませんよね。それでもやはり、いろいろな事情で退会してしまうことはあります。実際にオンライン英会話スクールを退会した理由を元に、原因と対策を考えてみましょう。

退会理由その1：仕事・家事が忙しくなった

やはり「仕事や家事が忙しくなった」という理由は多いようです。オンライン英会話を始めたときには独身だったけれど、続けるうちに結婚・出産して忙しくなってしまった、といようにライフサイクルの変化も考えられます。転職して仕事がとても忙しくなってしまうこともあるでしょう。

こんなとき、忙しい状況が終わったならばまたオンライン英会話を利用したいと思っているのであれば休会するという手もあります。あなたの会員情報は残るので、新しく入会する手間が省けます。もちろんいったん退会して、心機一転、新しいオンライン英会話スクールを探してみるのもいいでしょう。

しかし、英語は中断してしまうと勘を取り戻すのにとても時間がかかります。スポーツ選手に似ています。何日か体を動かさないと、同じパフォーマンスが出せないというような感じです。できるなら休会、もしくはポイント制でポイントの有効期限が長いスクールに移るなどして細く長く続けていくことをオススメします。

退会理由その2：自分の時間が取れなくなった

こちらは逆に、オンライン英会話ばかりに生活の比重がかかり、他のことができなくなってしまった例です。留学前や海外転勤前に、びっしりと受けられるスクールを選んだけれど、このまま続けるのは厳しいというような場合です。こんなときは同じスクールでコース変更してみるのもいいでしょう。ほとんどのスクールは1か月ごとにコース変更ができるので、負担の少ない日常会話などのフリートークレッスンに変更してしまいましょう。

また専門コースがあるスクールは専門性も高いですが費用も高いので、思い切ってスクールを移るのもよいでしょう。オンライン英会話になってからは入会金が必要なく、違約金等も発生しないので、スクールを移りやすくなりました。

ただし、理由その1と同じように途切れてしまうと、せっかくの学習の成果が低減してしまうので、できるだけ英語に触れている期間が途切れないようにしましょう。

退会理由その3：スクールが合わなかった、学習方法が合わなかった

こんなときはすっぱり退会してしまいましょう。日本人は我慢を美徳とするところがありますが、日本人以外にはあまり通用しない感性です。たとえば「講師の態度が悪かった」とクレームを入れて、スクールと話し合ったら改善されるかと言ったら、おそらく改善されないでしょう。外国人には自分のスタイルを変えてまで人と合わせるという気持ちは少ないですし、自分のスタイルで仕事が上手くいっているならばなおさらです。

あなたも我慢をする必要はありません。オンライン英会話では入会金も退会金も必要ないところがほとんどなので、自分に合ったスクールを見つけて移ってしまう方が精神衛生上もよいでしょう。一つ覚えておいてほしいのは、スクールがあなたに合わないのであって、あなたが英語学習に向いていないわけではないということです。スクールを途中退会することで自信を失ってしまう人もいるようですが、気にすることはありません。誰でも自分にあった方法さえ見つければ英語学習はできるのです。スクールに不満がある場合には、自信を持って退会してしまいましょう。