英英辞書を使おう

皆さん、辞書はどんなものを使っていますか？
学生時代は紙の辞書を使っていたけど、社会人になってからは携帯やインターネットのオンライン辞書を使っているという人も多いのではないでしょうか。たしかに、オンライン辞書は便利です。テキストをコピペすればすぐに検索することができますし、長めの文章もオンライン翻訳で意味をつかむことができます。スマホのアプリ辞書も便利ですね。重い辞書を持ち歩く必要がありませんし、これも調べたい単語を簡単に検索することができます。

しかしこの便利さが英語学習の妨げになっているという側面もあります。

1 オンライン辞書の弊害
2 英英辞書なら自然に単語数が増やせる
- 2.1 無料のオンライン英英辞書

オンライン辞書の弊害

紙の辞書で単語を調べていたときのことを思い出してください。
たとえば「apple」。意味：リンゴ、【名詞】、【可算名詞】、発音記号などが載っています。もちろんこれで調べたい意味は分かります。しかしオンライン辞書と異なるのは、紙の辞書の場合、「apple」の周辺に掲載されている単語も同時に目に入るという点です。

「apple」の近くで、ふと目に留まった「apply」という単語。そういえば「apply」って意味なんだっけ？と、知識があやふやな場合、すぐに確認しますよね。この「ふと目に留まって」知識を補強できるのが紙の辞書のとても良い点です。オンライン辞書ではこれができません。「apply」の意味を知るためには、「apply」という単語を検索しなければ見ることができないのです。

オンライン辞書はとても便利なツールですが、調べるつもりがなかった単語の意味を偶然知る、ということができないので、意図せずに語彙が増えるということがありません。自宅で学習する場合には紙の辞書もぜひ持っておきましょう。

英英辞書なら自然に単語数が増やせる

しかし外出中に重い紙の辞書を持ち歩くのは億劫です。そんなときにはオンラインの英英辞書を利用してみましょう。

さきほどの「apple」をオンライン英英辞書で調べてみます。

[uncountable and countable] a hard round fruit that has red, light green, or yellow skin and is white inside.（「Longman Online Dictionary」より）

当たり前ですが、意味はすべて英語で書かれています。意味を説明する単語のうち、知らない単語があれば、さらにそれを調べますよね。英英辞書を使うことによって、自分が調べるつもりがなかった単語の意味も知ることができます。意図せず、自然に単語数が増やせるのです。

オンライン英語辞書だけでは、このような自然な単語の増やし方ができません。自宅だけでなく、外出先でもオンライン英英辞書を使うと、あなたの語彙数がぐっと増えていきます。こちらにオンライン英英辞書をご紹介しておきます。辞書を出版している会社のもので、無料で使うことができるので安心です。これらを携帯やPCにブックマークして活用してみてください。もちろん自宅には紙の英英辞書もあるとさらに効果的です。