オフィスにいる講師と在宅の講師 違いはあるの?

オフィスにいる講師と在宅の講師 違いはあるの?

オンライン英会話のホームページを見ていると、「当社の講師は皆、オフィスに出勤しています」という言葉をよく見ます。「あれ? 勤めているならオフィスに出勤して当たり前じゃないの?」と思われるかもしれませんが、オンライン英会話の特性上、講師はオフィスに限らず、どんなところからでもアクセスできるため、オフィスに出勤していないことがよくあります。受講者であるあなたがどこからでもアクセスできるのと同じです。しかし、講師はオフィスと在宅でずいぶん違いがあります。

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オフィスにいる講師のメリット・デメリット

特にフィリピン系のオンライン英会話スクールに顕著ですが、オフィスに出勤している場合、通信環境は格段によくなります。

フィリピンではまだ地域によって通信インフラ整備に差があり、地方部ではかなり通信状況が悪くなる場合があります。たとえば音声通話はできるけれどビデオ通話はできない。さらに悪い場合は音声通話すらできず、チャットで状況を伝え合うということもあります。通信では動画、音声、文字の順に使用する容量が少なくなるからです。

その点、オフィスでは通信状況が安定しています。オフィスはフィリピンの中でも都市部におかれているので、高速通信網の光通信が完備されていて、快適に通信できる環境が整っているので安心です。またフィリピンはしばしば停電があるのですが、オフィスには臨時発電施設が整っているところもあります。レッスンは25~30分しかありませんから、通信が途絶することでレッスンが途切れてしまうと、ずいぶんなロスになります。

講師がオフィス勤務のオンライン英会話

在宅の講師のメリット・デメリット

在宅講師のメリットは世界中から講師が集まっている点です。
たとえばカナダの講師が一人、あるオンライン英会話スクールに講師登録の申し込みをしたとします。そのオンライン英会話スクールにはカナダ支部がありません。オフィスに必ず通わなければならない、というルールがあるならば、その講師を雇うことはできません。しかし、講師が在宅で授業を行えるならば、ネイティブの優秀な講師が一人、新しく登録されることになります。

このように在宅講師はいろいろな国に点在しています。いろいろな国に住んでいる在宅講師が多くいると、それぞれの国の時差を利用して24時間授業を行うことができます。これは受講者にとっても大きなメリットですね。

しかし一方、在宅講師は通信環境を講師が整えるため、ビデオ通話や音声通話ができるほどの水準でなく、いつ接続しても途中で切れてしまう、ということがありえます。

どちらもメリット・デメリットがあります。オンライン英会話スクールもこの問題は分かっているので、公式ホームページのどこかに通信状況に関する記載があります。よくチェックして、どちらが自分の希望にあっているのか選びましょう。

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