英語を勉強しているはずなのに、いつまで経っても話せない。そういう人に多いのが、良さそうな教材を見つけると買ってしまう、という人です。

「聞くだけで英語が話せる」「楽しんで英語を覚える」「これまでにない勉強法」など、魅力的なキャッチコピーに引かれる気持ちはよく分かります。実際に、それらの教材を使って英語が話せたり、覚えたりできるようになる人もいるでしょう。ただしそれは最後までやりきったからこそです。

一つの英語教材を使い切る

よく買って満足してしまう人がいます。こんな素敵な教材を買ったんだから英語が話せるようになる。と思ってしまうわけです。もちろん買っただけで話せるようにはなりません。どんな素敵な教材も、読んで、覚えて、口に出して、書いてみて、そして最後までやり通してこそ意味があります。

最初の数ページだけ見て飽きてしまい、また魅力的なキャッチコピーの商品に飛びついて、すぐに飽きる。これでは初歩の初歩を何度もくり返すだけです。どれだけたくさんの教材で勉強しても、初歩の初歩しか読んでいないのだから、いつまで経っても「Hello」の挨拶から抜け出すことができません。

どんな教材でもいいので一つ、信じてやりきってみましょう。飽き性だと分かっているのなら、なるべく薄い教材がいいでしょう。できればその教材を数回繰り返せればいいのですが、まずはハードルを上げずに、やり終えることを目標にしましょう。一冊やり終えることができれば、それが自信になるはずです。次は同じような教材に移ってもいいですし、やり終えた教材の中の、メインではない講座、たとえばコラムのようなところを深く読み込んでみるのもいいでしょう。基礎知識がついてくれば、深く勉強することが楽しくなってきます。

オンライン英会話を頼ろう

とはいっても、一人で孤独に勉強することは難しいものです。特に英会話は他の人と話してこそ意味があるものなので、一人で勉強していても「これで通じるんだろうか」という気持ちがなかなかぬぐえません。

そんなとき頼りになるのがオンライン英会話です。

教材を一つにしぼり切れないようなら、オンライン英会話で出された教材や課題を何度もくり返してみましょう。次のレッスンはその成果を披露する場所になります。誰かに聞いてもらえて、評価してもらえることは、英語を勉強するモチベーションにもつながります。勉強して分からないことを質問することもできるので、家庭教師のような役割も担ってくれます。

オンライン英会話のレッスンを、魅力的な新しい教材の一つだと思ってしまうと、いつかは飽きてレッスンを止めてしまうかもしれませんが、自分が勉強するために一緒にがんばってくれるパートナーだと思えば、これほど心強いものはありません。まずはなにか一つ、信じて何度も繰り返し、やり終えてみましょう。