オンライン英会話スクールのホームページに「当スクールでは毎レッスンごとに受講者が講師を評価するシステムがあります」と書いてあるところがあります。よく飲食店などでもありますね。アンケートにお答えください、と用紙を渡されるようなあの仕組みです。
しかし、毎回受講者が講師を評価しなければいけないなんて、負担だなぁと思いませんか? これが売り文句のようにかかれていますが、オンライン英会話スクールにメリットはあれども、受講者にメリットはあるのでしょうか。
評価された結果を元に、講師へフィードバック
講師を評価するシステムがある場合、そのデータはただ蓄積されるだけでなく、レッスンを担当した講師自身へフィードバックされます。ここで、講師の立場に立って想像してみましょう。レッスンを担当した受講者からレッスンの評価が送られてきます。「とても満足した」と書かれて嬉しくなり、次回以降もがんばろうというモチベーションにつながります。「早口で聞き取れなかった」というコメントがあれば、直そうとしますよね。
もちろん、講師任せにしていたら改善されない場合もあるので、評価システムを導入しているオンライン英会話スクールの大半は品質管理のためのマネージャーがいて、これらのコメントに対して講師のレッスンが改善されたかどうかをチェックしています。さらにシビアなところでは、この評価システムを元に講師をランク付けして、ホームページの講師紹介に掲載しているところもあります。講師自身の報酬にダイレクトにつながる場合もあるようです。
「毎回受講者が講師を評価するシステムがある」という場合、レッスンの品質管理がされているところがほとんど。レッスンの質を上げる努力をしているということなので、スクール選びの目安にもなります。評価システムの内容は無料レッスン時に体験できることが多いので、チェックしておきましょう。
言いにくい希望や要望も、評価システムから投稿できる
とてもいい講師なんだけれど早口で聞き取りづらい。単語のレベルが難しすぎてよく分からない。など、レッスンを受けるうちにいろいろな要望も出てきます。これはどんなにいい講師でもあることです。しかし講師が外国人の場合、希望や要望は英語で伝えなければならず、初心者にはかなりハードルが高いものです。
そんなときにも利用できるのが評価システムです。問い合わせフォームに送るほどではないけれど、できれば改善してもらえるとありがたいというような内容は評価システムから投稿してみましょう。こういった指摘はあなたのためでなく、レッスンの質を上げたいオンライン英会話スクールにとってもメリットがあるので、あまり遠慮することなく書いてしまっていいでしょう。
講師を評価するシステムは、受講者とオンライン英会話スクール、双方にとってメリットのあるシステムです。