英語を話せるようになりたい、という気持ちはもちろん大切です。でもそれだけで英語が話せるようになる人はほんの一握り。英語が好きで好きで仕方がなくて、生活のすべてが英語漬けでも気にならないような人です。
仕事や勉強や家事など、忙しい合間を縫って英会話を勉強するには、まずは身近な目標を決めることで効率がよくなります。たとえば海外旅行をして現地の人と仲良くなりたい人が、ビジネス英語のプレゼン講座を受けても効果はなさそうですよね。トラベル英会話とビジネス英会話では使う単語や言い回しが異なりますし、文法学習に対する重要度も変わります。
オンライン英会話のスクールも目標を決めてから探し始める方が悩まずにすみます。それぞれ売りにしているコースや特長があるので、目標にあったスクールを探しましょう。では目標ごとにどんなスクールやコースを選べばいいのか見てみましょう。
目次
海外旅行に行って現地の人と話したい
海外旅行に行って現地の人に話しかけられたのに、聞き取ることができずに返事もできなかった、という経験がある人も多いのではないでしょうか。できれば次の海外旅行では少しでも現地の人と話がしてみたい。そんな人にオススメなのは、トラベル英会話コースや日常英会話コースがあるスクールです。教材に沿ったレッスンだけではなくて、フリートークができるスクールならなおいいでしょう。次に行きたい国について調べて、その国のことをレッスンで話題にしたいと言えばフリートークのテーマにすることができます。かっちりと決まったレッスンばかりのスクールはあまり向きません。楽しく話をすることを目的としているスクールを選ぶと、レッスン自体を楽しめて長く続けることができます。
個人旅行で海外に行けるようになりたい
個人で海外旅行に行けるようになるには、現地の人と話ができるようになることに加え、トラブルに対応できる英語力が必要です。たとえば予約していた飛行機がキャンセルされた場合、ツアーならばツアー会社が対応してくれますが、個人の場合には自分で再予約する必要があります。海外の空港では日本の空港のように親切なところばかりではありませんので、自分が乗りたい飛行機を予約するために、いろいろな交渉をすることがあります。少し込み入った英会話をするためには日常英会話コース程度の英語力が必要でしょう。また自分が予想していない場面でも受け答えができるように、フリートークではなく教材を使ったレッスンが向いています。教材の目次などを確認して自分にあったスクールを探しましょう。
社内公用語が英語の会社に就職したい
就職試験の場合には、日常会話に加えてTOEICのスコアが求められます。入社後の仕事に関して後日検討するとして、まずはTOEIC対策コースや英語での面接対策ができるスクールを探すことをオススメします。ただし英語での面接対策ができるスクールは多くないので、ビジネス英会話コースの中に面接が含まれているのであれば、そこで英語を磨くのもいいでしょう。
ビジネス向けレッスンがあるオンライン英会話
TOEIC対策レッスンがあるオンライン英会話
ビジネス英会話を学びたい人に私がオススメするオンライン英会話5社
海外取引が増えたので英語でプレゼンができるようになりたい
ビジネス英会話コースの中でも、プレゼンが練習できるスクールを探しましょう。海外企業の勤務経験がある講師がいるスクールを選べば、実際の経験から英語だけではなく、効果的なプレゼンの方法についても指導が受けられます。
現地法人で現地職員の教育・指導をしなければいけない
ビジネス英会話コースの中でも、経営やマネジメントについて学べるスクールを探しましょう。現地法人や海外取引先とは日本と異なる商慣習があり、かなりの英語力と交渉力が必要になります。英会話だけでなくコミュニケーション能力が高められるようなスクールを選ぶと、ビジネススキルもアップします。
英語が話せるようになりたいという最終目標より前に、英会話を学ぶための身近な目標を設定することで、まずはその目標までがんばろう、とモチベーションを保つ原動力にもなります。なにを学びたいか。英会話スクールを決める前に一度考えてみましょう。