「オンライン英会話「入会金無料」のメリット・デメリット」という記事で少し触れましたが、オンライン英会話の場合、入会金無料、かかるのはレッスン代だけというところがほとんどです。しかし一部のスクールでは別の経費がかかることもあるので注意しましょう。
無料教材がなければ教材の購入が必要
オンライン英会話ではホームページから無料教材をダウンロードできるスクールも多くあります。通学スクールでは数万円のオリジナル教材を購入することもあるので、これだけでもずいぶん費用が安く抑えられますね。教材が必要な場合も、市販の書籍を購入するところが多く、1コースにつき1000円~数千円程度なのでかなり安くなっています。
「入会金」とは書いていない初期費用がかかる場合がある
よくあるのが入会金は無料だけれど、「事務手数料」などの名目で初期費用がかかるパターンです。事前のカウンセリングが入念なスクールに多い印象です。ある意味、高級なサービスを受けるための必要経費だとも言えるでしょう。カウンセリングは有料というスクールもあるので、「事務手数料」がかかるからと言って、悪い目的を持ったスクールだというわけではありません。むしろ必要なサービスに、必要な対価を得ているだけだとも言えます。
しかし気づかずに入会してしまうと、よく分からないお金を支払うことになり、なんだか納得できない気持ちになってしまいます。納得してお金を支払うためにも、初期費用にどんなものがかかるのか、また費用に見合ったサービスが受けられるのか、よくチェックしておくようにしましょう。
月々の「管理費」がかかるスクールもある
また、ポイント制を導入し、レッスンの支払いはポイントで行うけれど、それとは別に「管理費」が月々かかるというスクールもあります。こちらもどちらかと言えば、カウンセラーやチューターが個別について相談に乗ってくれるような、ハイクオリティなオンライン英会話スクールに多いようです。高級マンションは賃料以外にもコンシェルジュなどの管理費が毎月かかる、というようなイメージでしょうか。
これも管理費に見合ったサービスが受けられるならば、必要な出費だと言えます。注意しておきたいのは、たとえば1か月レッスンを受けられなかった場合に、ポイントは消費しませんが、管理費は支払わなければならないという点です。長期でレッスンが受けられない場合には、休会などの手続きを行うとよいでしょう。
ヘッドセット・ウェブカメラがなければ購入が必要
オンライン英会話スクールに直接支払うものではありませんが、オンラインでレッスンを受けるには、パソコンにスピーカーとマイク機能が必要です。最近のノートパソコンはスピーカー・マイク機能・カメラ機能が標準で搭載されているものも少なくないので、これらの機能があれば購入は必要ありませんが、デスクトップパソコンなどでこれらの機能がないのならヘッドセットやスピーカー、ウェブカメラを購入しなければなりません。
またノートパソコンでも他の雑音が聞こえてくると英語が聞き取りにくくなるので、ヘッドフォンがあると他の雑音を排除して英語が聞き取りやすくなります。安ければ1000円程度で手に入るので、長期でオンライン英会話を利用するならば買っておいてもよいでしょう。