「Yes」「No」で答えられる一般動詞の疑問文を作るのが、「Do + 主語(+ 動詞)」の文型です。疑問詞を使った疑問文は主に「疑問詞 + do + 主語 + 動詞」という語順で、「Yes」「No」では答えられません。一般動詞は主語が変わると形が変化しますが(例:You do.→He does.)、まずは動詞が変化しない「You」を使って、定番の表現を覚えていきましょう。
・Do you know?(知っていますか?)
他の人に物を尋ねるときによく使う文です。ある銅像が目の前に立っていて、「これを知っていますか?」というなら「Do you know this?」または「Do you know the statue?」と聞きます。さらに「これが誰だか知っていますか?」と聞く場合には「Do you know who the statue is?」と「who」を使って聞くこともできます。
・Do you understand me?(分かりましたか?)
英会話でもよく使われる表現です。「me」は目的語で、「私を理解する」→「意味が理解できる」という意味になります。
・Do you feel cold?(寒くないですか?)
飛行機で空調が効きすぎているときなど、こう聞かれることがあります。ちなみに「Are you cold?」だと「coldという状態にある」という意味になり、転じて「風邪を引いていますか?」という意味になります。「寒いです」と言いたいときに「I am cold.」と言うと、風邪を引いているのかと心配されますので、「I feel cold.」と言うようにしましょう。もう1つ、「Is it cold?」というと、「今日は寒いですか?」という意味になります。セットで使い分けを覚えてしまいましょう。
・Do you want a beer?(ビールが欲しいですか?)
「欲しい」というときには「Do you want」を使います。「~という物が欲しい」という場合は後ろに名詞が続き、「Do you want + 名詞」という形になりますが、「~したい」という場合は後ろに動詞を取るので、「Do you want + to + 動詞」と、「to」不定詞句を作るので注意しましょう。「ビールが欲しい」をto不定詞句で言い換えると、「Do you want to get a beer?」または「Do you want to drink a beer?」などになります。
・Do you have work?(お仕事ですか?)
これは「職業を持っていますか?」ではなく、「(今日の)仕事を持っていますか?」という意味が転じて、「お仕事ですか?」というような意味になります。ちなみに「お仕事は何をしていますか?」は、「What do you do?」または「What do you do for a living?」と尋ねることが一般的です。
・Do you mean this?(これのことですか?)
たとえば「Could you pass me the pen?(そのペンを取ってもらえますか?)」と聞かれて、いくつかあるうちから「これのことですか?」と尋ねるようなときに、こういう言い方をします。話をしているうちに自分の話になったことに気づき、「Do you mean me?(私のこと?)」なんて言い方もします。