オンライン英会話で「当スクールは日本語サポートを行っています」と書いてあるホームページをよく見かけます。日本語サポートとは言うけれど、実際レッスンが始まってしまえば講師と授業をするのですから必要ないようにも思えますよね。「当スクールは日本語サポートを行っています」とわざわざ書くほど、日本語サポートを利用する機会はあるのでしょうか?
日本語サポートがまったくない場合に起こること
フィリピン系のオンライン英会話には一人も日本語を話せるスタッフがいないというスクールがたまにあります。話せても日常会話程度で、ビジネスサポートは難しいという場合も含めるともっと多くなるでしょう。
こういったときに困るのがキャンセルの連絡です。キャンセルはほとんどのスクールで30分~1時間前には連絡しなければならないなどの制約があります。システム上処理ができる時間内に連絡する場合はシステムから簡単にキャンセルできる場合もありますが、たとえば自然災害など特別な事情で帰宅が遅れた場合に少し遅れてしまったけれどレッスンを受けたい、あるいは振り替えてほしいなどの依頼はシステムからではできません。こんなときはサポートスタッフに連絡する必要がありますが、日本語ができるスタッフがいない場合にはすべて英語で行わなければならないのです。大変ですよね。
またレッスンの内容に不満がある、通信環境に問題があるというときに、相談したいと思っても日本語ができないので意志が正確に伝わらない場合があります。日本語サポートがないとトラブルがあった場合にどうにも対処のしようがなくなってしまうのです。
コースや講師選びを手伝ってもらえない
また、最初の段階でコースや講師選びを手伝ってもらえないというデメリットもあります。日本語によるカウンセリングがあったり、日本語サポートスタッフがいる場合には、どんなコースがあるのか、自分が求めていることに対してどんなコースがあっているのかなど相談することもできますが、英語スタッフしかいない場合には相談も難しくなります。特に講師選びは大変です。多いところでは数千名にも上る講師の中から、プロフィールを読み、自分にあった人を探すというのは本当に苦労する作業です。その点、日本語サポートスタッフがいれば、希望にあった講師を絞り込んだ上で、あなたにあった講師を紹介してくれます。
ある程度英語が話せて、よりスキルアップをしたいと考えている場合には日本語サポートの有無はあまり問題ではありませんが、初学者でトラブルに対応することができないならば、まずは日本語サポートがあるスクールを選ぶと安心してレッスンを受けることができるでしょう。