オンライン英会話での講師選びに生かせる アメリカ英語とイギリス英語の違い

オンライン英会話での講師選びに生かせる アメリカ英語とイギリス英語の違い

日本の学校での英語の授業は、基本的にアメリカ英語で行われています。リスニングの教材もアメリカ出身のネイティブが話している場合が多いです。しかしアメリカ英語ばかりに慣れてしまうと、イギリスやヨーロッパで英語を話すときに少し戸惑うことがあります。アメリカ英語とイギリス英語ではどんな風に違うのでしょうか。

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発音の違いでリスニングが変わる

アメリカ英語とイギリス英語では、まず発音が異なります。
特に特徴的なのは「R」と「T」の発音です。イギリス英語では母音の後の「R」は発音しません。一方、アメリカ英語では「T」をやや弱く発音するので、日本人には聞き取りにくくなります。

また有名なのが「can not」の短縮形、「can’t」の発音です。アメリカ英語では「キャント」と言うのに対し、イギリス英語では「カント」と発音します。ヨーロッパではほとんどの人がイギリス英語を学んでいるので、イギリス以外でも「カント」を聞く機会が多くなります。

こういった違いは知っていると聞き取りやすくなりますが、知らないとまるで違う単語のように聞こえるので戸惑ってしまいます。

単語の違うと聞き取りができても意味が分からない

さらに困るのは単語の違いです。「Ground floor」「First floor」の違いは有名です。日本やアメリカでは「First floor」と聞けば「1階」を思い浮かべますが、イギリスやヨーロッパでは「First floor」と言えば「2階」、「1階」は「Ground floor」と言います。ほかにも「地下鉄」はアメリカだと「subway」ですが、イギリスだと「underground」または「tube」です。イギリスで「subway」と言えば「地下通路」の意味になります。やっかいですね。

このようにアメリカ英語とイギリス英語で単語が違うと、聞き取りができても意味が分からないということが起こります。

綴りや文法も異なる

アメリカ英語とイギリス英語で綴りや文法が異なることもあります。
たとえばアメリカでは「center(中心、中央)」と書きますが、イギリスでは「centre」と書きます。語尾の -er, -reが違うものには、「theater」「theatre」などもあります。

またイギリスでは現在完了形が好まれます。
「ペンを持ってますか?」と聞く場合に、アメリカでは「Do you have a pen?」と聞きますが、「Have you got a pen?」と聞きます。「車を持ってる?」や「頭痛がする」も、「Have you got a car?」「I’ve got a bad headache.」と言うので、アメリカ英語しか学んでいないと不思議な感じがします。

アメリカ英語とイギリス英語の違いは、言ってしまえば、日本の方言の違いに近いものがあります。関東出身の人が地方の方言を聞く場合に、ある程度は分かるけれど、時々ある独特な言い方を知らないとやはり意味が分かりませんよね。どちらかの国に行くことが決まっているという場合は、アメリカかイギリス、それぞれの国の講師にレッスンしてもらうと、実際の場で使える英語を学ぶことができます。

ネイティブ講師が在籍するオンライン英会話

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