英語で電話する難しさを実感する

英語で電話する難しさを実感する

最近ではあまりありませんが、一昔前は飛行機に乗る前に「リコンファーム」という作業が必要なときがありました。「reconfirm」で「(予約の)再確認」という意味ですね。一昔前なので、ネットでの予約システムなんてものはなく、リコンファームは電話でしなければなりませんでした。これがとても大変。ある程度英語が話せるようになったと思ったのに、電話になった途端英語が通じなくなった、という人が続出しました。

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電話はナチュラルスピードで会話が進む

対面で話をする場合、話し相手が非ネイティブだと分かると、話すスピードを緩めてくれます。わたしたち日本人も日本語非ネイティブの外国人に対して、自然と話し方を変えますよね。しかし電話ではネイティブとも非ネイティブとも分かりません。電話相手は本来のナチュラルスピードのまま話しを始めてしまいます。電話の初めは決まり文句が多いので聞き取れても、話が複雑になってくる中盤以降は大半が聞き取れないということも多々あります。

なんとなくで話を進めてしまうと、後々面倒なことになるので、電話相手の話し方が早いなと感じたら、早めに「ゆっくり話してください」と頼みましょう。スピードがゆっくりになればかなり聞き取りが簡単になります。

指さしができない

日常で英語を話すときは対面なので、「チケットに書いてある予約番号」という場合、チケットと番号を指させば事足りますが、電話になるとそれができません。英語を話すようになっても、結構指さしに頼っているのだなと実感します。

指さしができない場合にどうするかというと言葉で説明します。「チケットに書いてある予約番号」なら「チケットの右上になる黄色い帯の下の7ケタの番号」というような具合です。言葉数が多くなるので難易度は極端に上がります。日ごろから指さしをしている自覚があるのなら、意識的に言葉で説明するクセをつけましょう。

表情や唇の動きが見えない

当然ですが、電話では相手の顔が見えません。こちらが言っていることが伝わらないときに、何度も「なにを言っているのか分からない」と言われると、相手の顔が見えないし、なんだか怒られているような気がして不安な気持ちになってしまいます。不安になると声が小さくなり、声が小さいので伝わらない、という悪循環。また唇の動きが読めないので、聞き取りが難しくなります。英語に限らず日本語でも、唇の動きはリスニングに大きな影響を与えています。

これについては慣れるしかありません。オンライン英会話なら、ビデオ通話ではなくあえて音声のみの通話でのレッスンを選んでもいいでしょう。顔が見えないことで伝わりにくくなりますが、電話で会話する良い訓練になります。

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