よく「英語の日常会話に必要な単語数は2,000~3,000語程度」と言われます。
中学校卒業で1,500語、高校卒業で3,000語、センター試験レベルで5,000語、大学入試二次試験で8,000~12,000語。一説には英語のネイティブスピーカーで大学卒業レベルが20,000~30,000語と言われていますから、大学入学時点で必要な単語数がかなり押さえられていますね。しかし大学卒業者が英語が話せるかというと、話せない。これもよく言われていることです。
日本人に関していえば、知っている単語数が多いからといって英語が話せるわけではありません。しかし2,000語程度は知っていなければ日常会話ができないのもまた事実です。また一度覚えたからといって、いつまでも覚えていられるわけではありません。大学を卒業していたとしても、10年経ったあとに8,000~12,000語も覚えているでしょうか。
では、いまあなたの知っている単語の数はいくつくらいでしょう。
興味はあっても辞書を使って知ってる単語を数え上げるわけにはいきません。そこでこんなサイトをご紹介します
Vocabularysize.comで知ってる単語数をチェック!
Vocabularysize.com – test your word knowledge
ニュージーランドにあるウェリントン・ヴィクトリア大学が提供しているオンラインで語彙サイズをテストするサイトです。言語学科や工学科の研究者が協力しています。
まずは中央の「テストを始める」をクリック。言語を選びます。説明は英語で書かれていますが、プルダウンボタンは日本語なので分かりやすいと思います(プルダウンボタンはブラウザの言語にあわせて表示されるので、日本語以外の言語で見ている場合はその言語にあわせた表示になります)。
言語で「日本語」を選び、OKをクリック。テストの概要が説明されます。概要は、
・140の質問が出題されます。
・単語と例文を見て、もっともその単語に近い意味を選びます。
(※意味は日本語で書かれています)
・その単語を見たことがなければ「わかりません」を選びます。
・問題を戻ったり、答えを変えることはできません。
と書かれています。以上を理解した上でOKをクリック。例題が出題されるので回答してみましょう。回答に対する判定が表示されて、テストがスタートします。ここから先は単語の意味にあった日本語を選ぶだけなので分かりやすいと思います。制限時間はありません。最後に研究のためのアンケートに答えます。
これがなかなか難しい。たとえば「figure」という単語がでます。
出題:Is that right figure?
「figure」と聞けばすぐに「図、図形」などの意味が思い浮かびますが、選択肢にありません。もう1つの意味になりますが、少し「ん?」と思ってしまいます。また日本語に同じ音の単語があるのに、英語だと単語の意味が違うものなどです。あまり詳しく書くと答えになってしまうので、実際に試してみてください。4択なので、適当に選びたくなりますが、自分の実力を計るならば、わからない単語は「わかりません」を選択しましょう。
判定は「word family」で表示されます。1語を派生語も含めて数える考え方です。たとえばbeもamもareもisも、すべてひっくるめて1語です。このサイトの推奨は「リーディングで8,000~9,000語、リスニングで6,000~7,000語、ネイティブスピーカーで20,000語と書かれています。あなたの単語の数はいくつでしたか?