覚えておきたい基本文型~Why

覚えておきたい基本文型~Why

「なぜ」「どうして」など理由に関する文章を作るのが「Why」ですが、これまでの疑問詞を踏まえていれば、使い方はさほど難しくありません。しかし「Why」を使った慣用句表現には、覚えてしまわなければ分かりにくいものが多くなっています。ここでは基本の文形と慣用句表現をあわせてご紹介します。

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「なぜ」「どうして」を聞く、疑問副詞

・Why do you think so?(なぜそんなことを聞くの?)
「なぜ」を聞く一般的な文です。これが「Why don’t you try it on?」と「not」が入ることで、「どうして~しないのですか?」という意味から、「~しない理由はないのだからしてみればいいじゃないですか?」という意味に転じ、「試着してみませんか?」と人に行為を促す文として使われます。さらに短く「Why not?」というと、「しない理由はない」から「もちろんするよ」という意味に転じます。覚えていなければ、なかなか想像できませんね。

「~という理由」という形容詞節をつくる、関係副詞

・The reason why he did it is unknown.(彼がどうしてそんなことをしたのか、理由は不明だ)
「why he did it」が「The reason」にかかり、理由を説明する文になっています。関係副詞は一見複雑に見えますが、疑問詞に対して一つの動詞があるので、その動詞を含めたひとくくりの部分を見つければ、意味が分かりやすくなります。

「why」を使った慣用句表現

・I wonder why.(なぜかしら)
自分でも説明のできないような状態でつぶやくような言葉です。映画などでもよく聞きます。どうしてそんなことをしたのか、自分でも分からない。というときも時にはありますよね。

・That’s why I say I love him.(だから私は彼に好きだって言ったの)
たとえば「わたしは彼が好きなの」と言ってから、「だから~」と言う場合に「That’s why~」と言います。強調するような表現です。

・But why?(でもなぜ?)
前の文を例にとると、「彼に好きだって言ったの」と言った後に、「But why?」と聞きます。「彼のことが嫌いだって言ってたじゃない?」というときには聞きたくなりますよね。他の人が言った文章を繰り返さないことで会話のテンポも良くなります。

・Why, it’s you!(まあ、あなたなの!)
言葉のつなぎとして使います。「~してしまった人」を探していて、「僕です」と答えた人を見て、意外な人だという驚きをこめて「Why」という言葉でつなぎます。単純に驚いたときにも使いますが、日本人には難しい使い方ですね。使うことができれば上級者ですが、まずは聞き取ることを目指しましょう。

・Why, nothing is easier.(どうして、たいしたことないよ)
これも感嘆詞に近い使い方ですね。「nothing is easier.」は「これより簡単なことはない」から転じて「たいしたことない」という意味です。

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