日本に関する説明を英語で読んだことがありますか?
これが意外と面白いんです。日本の宗教や食生活、観光など、日本人でも知らない日本の一面を知ることができますし、日本のことを英語で説明するときの参考にもなります。英語で書かれた日本のガイドブックはamazonの洋書コーナーで「Japan」や「Japan guide」というキーワードで探すことができますが、ここでは仮に日本について書かれているホームページを使ってご説明しましょう。
日本のお弁当
Japanese American National Museum
日系アメリカ人国立博物館のホームページです。その中でも子ども向けページが面白いのでご紹介します。
寿司やラーメンと同じように海外でブームになりつつあるのが「弁当」です。欧米でランチボックスと言えば、タッパーにサラダを詰めたり、サンドイッチを作って紙袋に入れたり、りんごやバナナを持ったりとシンプルなものが多くなっています。一方、日本のお弁当は小さな箱の中におにぎりやおかずが色とりどりに詰められているので、これを見た外国人の人はかなり驚くようです。またおかずも種類があり、ヘルシーなところも人気の一因となっています。ランチボックスを「Bento Box」として売っている店もあるので、いつか「Bento」も世界的に使える英語になるかもしれませんね。
日本の宗教
外務省の外郭団体が作成している英語で日本を説明しているホームページです。このホームページでは日本人の信仰の割合は神道51パーセント、仏教43パーセント、キリスト教1パーセント、その他5パーセントとなっているのですが、わたしが読んだガイドブックでは「日本人は仏教を信仰している人も多いが、年末年始には初詣で神社に行くなど、大半の人は意識しないうちに神道を信仰しており、その数は90パーセント以上である」とありました。キリスト教のように一神教を信仰している欧米人から見ると、お寺にも神社にもお参りする日本人は他の宗教を許容する神道を信仰しているように見えるようです。ちなみに神道は英語で「Shinto」と言います。
日本の新幹線
日本の観光案内をしている英語サイトです。交通やホテル、計画の立て方や予算など、かなり詳しく実践的なページです。日本人が読んでも参考になる情報が盛りだくさんです。その中で新幹線について説明しているページがあるのでご紹介します。
外国人が日本を訪れると、ほとんどの人が新幹線に感動します。いわく「秒単位で正確に発車する」「キレイ」「座席がいつも進行方向を向いている」など、日本人が当然だと思っていることを理由に挙げるのですが、海外では長距離列車は遅れて当たり前、食事をした後のゴミが残っていることもよくあり、また海外の電車の座席は固定なので長距離でも後ろを向いたまま座らなければならないことがあるのです。外国人に言われてみなければ気づかない日本の良さですね。
いかがですか? 英語で書かれた日本の観光ガイドブックには、もっとたくさんの日本の面白い情報が掲載されています。日本のことを英語で説明できるようになるために、一冊あると役に立つかもしれません。