オンライン英会話に限らず、大半の英会話スクールはポイント制(都度購入制)を導入しています。ポイント制とは数百円を1ポイントとして、ポイントでレッスンの代金を支払うという制度です。たとえば通常コースは1ポイントで受講できるけれど、ビジネス英会話コースは2ポイント必要、といった具合です。たいていは20とか30とか、まとまった単位でポイントを購入します。
仕事が忙しいので1か月のうちに何度受けられるか分からない。月額だとお金をムダにしてしまいそうだ、という人にはとても便利な制度です。しかし意外にもポイント制を選んだせいで、お金をムダにしてしまったという人もいます。
ポイントの有効期限に注意
ポイントはまとめて購入すればするほど、1枚あたりの値段が下がっていきます。野菜でもそうですね。1つで買うよりも1ケースで買う方が安い、というのと同じです。「1レッスン○○円で受講できます」といううたい文句は、だいたいがこのまとめ買いしたポイントの値段のことを言っています。
じゃあまとめて買ってしまえばいいんじゃないの?と思ってしまいますが、ほとんどのスクールにはポイントに有効期限を設けています。短ければ2か月、長ければ1年、なかには永久ポイントというものもありますが数は多くありません。
たくさんまとめ買いした野菜を使い切れずに腐らせてしまうように、ポイントも有効期限以内に使い切ることができないとそれ以降は使えなくなり、お金がムダになってしまいます。
レッスンの最大予約数を確認しておく
無計画に買ってしまうから悪いのだ、という意見もありますが、自分では計画的に利用するつもりだったのに利用できなくなった、という場合もあります。それがレッスンの最大予約数にまつわるものです。
レッスンの最大予約数とは一人あたり予約できるレッスンの数を制限するものです。たとえば1人2レッスンまで予約できるスクールだとしましょう。
納期前は忙しくなるけれど、狭間の時期には時間ができるので英会話のレッスンを受けようと予約を入れました。しかし最大予約数は2レッスンまで。狭間の時期だとはいえ、いつでも帰れるわけではないので、予約できる時間帯は多くありません。しかしその時間は大半の働く人が自由になる時間なので予約が殺到します。1レッスンを終えて次の予約を入れようとすると、すでに空いているレッスンはなく、次に予約できるのは2週間以上先。その翌週には納期があるので、スケジュールが空いている時期にも関わらず、レッスンを受けられたのは2度だけ、ということにもなりかねません。そしてポイントの有効期限が来てしまって、ポイントがムダになってしまうという残念な結果に。
仕事が忙しくて先々の予定が立てられないから最大予約数は少なくてもいい、という意見もありますが、もし忙しい時期にメリハリがあるならば、ポイントをムダにしないために、最大予約数をよく確認した上でスクールを選ぶとよいでしょう。